令和5年度(第74回)芸術選奨文部科学大臣賞受賞・贈呈式&祝賀会:『掬われる声、語られる芸ーー小沢昭一と『ドキュメント 日本の放浪芸』』

拙著『掬われる声、語られる芸ーー小沢昭一と『ドキュメント 日本の放浪芸』』(春秋社)の成果によって、芸術選奨文部科学大臣賞を受賞しました。https://www.sensho.go.jp/

2024年3月12日に贈呈式&祝賀会がありました。於シェラトン都ホテル(東京・白金台)。

芸術選奨

△春秋社様より頂いた人生最大級のお花。そして小沢昭一さんのご子息の一郎さんとサントリー文化財団の鳥井理事長からは、人生で初めての祝電を頂戴しました。昭一さんの奥様の英子さんと昭一さんのマネージャーの津島さんからも心づくしのお祝いのお便りあり。もちろん対面・メール・SNSでのお祝いの言葉もひとつひとつ嬉しく。感謝です。

△盛山文部科学大臣と都倉文化庁長官の背後近辺で。おしゃべりが楽しすぎるマイク・モラスキーさん、その隣で耐えてひたすら微笑むに努める私。その背後にはねづっちと桂小すみさん。(写真:中川航さん)

△春秋社の皆様と私。(左から)小林社長、豊嶋編集部長、私の背後にねづっち、担当の中川さん、林さん。私を育ててくれた春秋社に少しでも貢献できて嬉しいです。(写真:中川航さん)

△評論部門の受賞者4名。(左から)原瑠璃彦さん、堀朋平さん、マイク・モラスキーさん、私。学会ではないのにモラスキーさんに待合室でも式場でも質問を浴びせた私。(写真:中川航さん)

芸術選奨

△佐藤浩市さんと歓談する鈴木聖子嬢。ここで三國連太郎さんや小沢昭一さんについてお話した余韻で、翌日から三國連太郎さんのモノグラフを2冊ほど読み、三國さんが「怪優」と呼ばれていたことを知りました。小沢さんは三國さんとの共演の映画が結構あって、とても三國さんのようにはなれない、と思ったことで(とくに今平さんの『神々の深き欲望』)、自分のアイデンティティを築いていったというところがありますが、やはり同じく「怪優」と呼ばれています。この二人の「怪優」の差は何か、というのが次の課題。そして昨日、佐藤浩市さんの受賞対象作品『春に散る』のDVDを観て、俳優にとって現代とは何かを考え始めました。これも次の課題。もっと俳優としての佐藤さんの話を深く伺うべきでした(むかし法師温泉の混浴風呂で三國さんと遭遇した話などせずに。。。しかも今日になって気づいたけれど、混浴風呂で遭遇では『復讐するは我にあり』の一シーンじゃありませんか)。次の著作も音楽のコーナーには置いてもらえない予感。。。

△今回の受賞者のなかで佐藤浩市さんのみ好きで知っていたという私の姪(ちゃっかりツーショットに収まる二十歳)。