「暗闇で浄瑠璃を聴く」

「暗闇で浄瑠璃を聴く」なる催しを企画しました。面白そうというだけで発車するため「毎度進行が危うい私の企画」(シリーズ化?)。

今回は(も)、繊細かつ頼り甲斐に満ち溢れた鶴澤清志郎さんと関西舞台さんに支えられて稼働していました。そして竹本織太夫さんが入ると、舞台が動く・・・といった印象。織太夫さんと清志郎さんのコンビは国立文楽劇場ではあまり見られませんが、色々な意味でとてもよいコンビだと、じわりと伝わってきます。

おかげさまで、暗闇での素浄瑠璃『壺坂観音霊験記』、会場の全員が壺坂寺へ行って目の前で見たような体験になりました。文楽が初めての人もいたのに灯りがついても興奮冷めやらぬ状態でした。

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(左から)竹本織太夫さん、鶴澤清志郎さん、鶴澤清允さん

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大阪大学中之島芸術センター・大阪大学大学院人文学研究科・大阪大学総合学術博物館「中之島に鼬を放つ」

https://nakanoshima-itachi.org/

日時:2023 年 12 月 16 日(土)14:00-17:00(13:40 開場)

会場:中之島芸術センター 3階「スタジオ」 〒530-0005 大阪府大阪市北区中之島4丁目3−53

13:40 開場

14:00-15:40 第1部 浄瑠璃を「聴く」ために

1. 『壺坂霊験記』内容紹介、語りと三味線の技法の紹介、『壺坂霊験記』の一部演奏

2. 語りの体験(全員で一緒に)

3. 三味線に触れる体験(視覚障碍の方2名、その他は希望者のみ)

15:40-16:00 休憩

16:00-16:30 第2部 目の見えない方と一緒に暗闇で浄瑠璃を聴く(暗闇で素浄瑠璃の上演)

16:30-17:00 第3部  ディスカッション

1. 暗闇で浄瑠璃を聴く体験について

2. 体験を通して技芸員さんへ質問