素浄瑠璃のインクルーシブ勉強会「暗がりで浄瑠璃を聴く」(満席御礼)

「暗がりで浄瑠璃を聴く」と題する素浄瑠璃( =文楽の義太夫節を人形なしで上演)のインクルーシブ勉強会を開催いたします。竹本織太夫さんと三味線の鶴澤清志郎さんによる「寺子屋」の贅沢な「音」のひと時です。どうぞ開催趣旨をお読み頂きまして、ご賛同いただける方は(ぜひご賛同ください!)ご応募ください。
(8月1日をもって満席となりました。ご応募まことにありがとうございました)

 暗がりで浄瑠璃を聴く(チラシ表面) 暗がりで浄瑠璃を聴く(チラシ裏面)

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下のリンクからもチラシ(表裏)へアクセスして頂けます。
開催趣旨
この勉強会は、大阪大学の社会人向けアート人材育成プログラムにおいて、伝統音楽のインクルーシブな上演設計を目指すプロジェクトの成果の一つです。目の見えない方・見えにくい方・見える方が、素浄瑠璃を同じ場所でともに聴くことを通して、音楽を聴覚文化として深く味わうための「音楽する」方法を探りたいと思います。
特に、見た目のスタイリッシュな会場のデザインと、「ユニバーサルデザイン」(障害・年齢・性別等を問わない開かれたデザイン)のバランスは難しいものです。今回の会場が、もより駅からのアクセスや館内施設の利便性において、障害の有無にかかわらず使いやすいかという点についても、参加された視覚障害の方とガイドの方にご意見を伺いたいと考えています。
今回は、人形浄瑠璃文楽座の中堅として注目される太夫の竹本織太夫(たけもとおりたゆう)さんと三味線の鶴澤清志郎(つるざわせいしろう)さんにお越し頂いて、文楽三大名作の一つ『菅原伝授手習鑑(すがわらでんじゅてならいかがみ)』から四段目の名作「寺子屋の段」を取り上げ、いくつかの部分を詳解して頂きつつ、語りと三味線の響きを贅沢な間近さで感じて学びます。最後に、我が子の亡骸を弔う場面《いろは送り》を、灯りを落とした暗がりで聴きます。開催日時:2024年9月1日(日)14:00~16:00(受付13:30)
会場 大阪大学中之島芸術センター「スタジオ」
参加無料・要申し込み
申込締切 2024年8月13日(火)
定員 60名(先着順)/視覚障害の方とガイドの方15組30名の優先枠あり応募条件
伝統的な聴覚文化に関心がある方または理解を深めたい方、会場まで自費でお越し頂ける方、開催趣旨にご賛同を頂ける方、開催後のアンケートにご協力を頂ける方申込方法
お申込みは申込フォームのリンク(https://forms.office.com/r/KeBwj8Fm32?origin=lprLink)より、またはEメール(kuragari2024☆gmail.com)(☆=アットマーク)にて承ります。当選の方にはEメールにて当日の案内入りEチケットをお送りします。
※Eメールの件名は「暗がりで浄瑠璃を聴く」とし、以下をすべてご記入ください。①氏名(ふりがなも記載してください) ②視覚障害の有無 ③ガイドの方の氏名(ふりがなも記載してください)④昼間繋がる電話番号 ⑤Eメールアドレス
※お申込みの際にご記入いただいた個人情報は、個人情報保護に関する日本の法令を遵守し、本事業の目的以外には使用しません。会場 大阪大学中之島芸術センター「スタジオ」
(大阪大学中之島センター3階)
〒530-0005大阪府大阪市北区中之島4-3-53
https://www.art.osaka-u.ac.jp/access
アクセスのご注意
大阪大学中之島センター(10階建) の正面玄関は北側の中之島通に面しています。中之島美術館や国立国際美術館の側からはご入館いただけません。
一昨年(2022年)始めましたこの伝統芸能のインクルーシブ勉強会は、
昨年度からは、大学の新しい会場へのアクセスや館内施設の悩みを抱えながら、
私の専門である音楽学という分野からできることを探っています。
正直なところ問題は山積みですが、まずはご意見を伺ったうえで
対話のできる場所を作っていくことができればと、公開を考えました。
大阪に限らず広くご興味のある方へ拡散頂ければと思います。
どうぞよろしくお願いします。

企画:鈴木聖子(大阪大学大学院人文学研究科)

講師:社会福祉法人日本ライトハウス情報文化センター
協力:関西舞台
お問い合わせ用Eメール(鈴木聖子) kuragari2024☆gmail.com(☆=アットマーク)