『〈雅楽〉の誕生』の装丁について
装丁について
カバー写真は伶楽舎+森山開次による権代敦彦作曲『彼岸の時間』(2018年パリ公演)(カバー写真ではカットせざるを得なかった両脇の笙奏者を、当サイトのトップに置かせていただきました)、音楽研究書にしては珍しい黒系で、森山さんの身体と青の天体が幻想的なクレパス調に。さらに春秋社さんのデザイナーさんによって、カバー裏には石灰色の青海波文様、本体にも渋柿色と赤褐色の中間のような色の青海波文様が押されて、大人の和の装いに。どうぞその日の御召し物に合わせて、カバーを脱着してお持ちくださいませ。
- 「青海波文様」についてのキャプションを書いたのも著者である。古代ペルシャに「雅楽」の起源を求めた田辺尚雄を批判しつつ、キャプションでは青海波文様の起源を古代ペルシャや古代エジプトに求めてしまう著者。
- 柿色の内装を見た時は美しさに打ち震えた。これは電子版では味わえない美の重み。重版の際には、デジタル化ではなく、巻物化、あるいは天金を施すというのはどうか(春秋社さまへ)。